Q.01
全般換気と局所換気の違いとは?
局所換気は、主に台所、浴室、トイレなどに設置し、燃焼ガス、水蒸気、匂いなどの室内汚染空気を速やかに屋外へ排気します。 全般換気 (24 時間換気 ) は、居室などの日常生活で排出している二酸化炭素、水蒸気、匂いなどを一定濃度以下に保つ為、365 日止めることなく運転をする換気の事です。
Q.02
なぜ24時間(365日)連続運転しないといけないの?
近年の住宅は昔と比べて気密性能が高いので、自然換気だけでは最低限必要な換気量が不足します。特に、冷暖房期や就寝中は窓を閉めて生活する事が多いので、ホルムアルデヒドなど VOC の空気中濃度も 高くなる傾向にあります。室内空気汚染の防止のため、24 時間連続運転する換気が必要です。
Q.03
冬期間は給気空気が冷たいので部屋は寒くなるの?
部屋の湿度は、大まかに断熱性能・気密性能・換気性能・冷暖房性能の 4 つの要素で成り立っています。常時換気での給気口 1 個からの給気量はひじょうに気密性能の良い住宅でも 15m3/h 程度で、ひじょうに緩やかに 給気されますので、部屋全体が寒くなる事はありません。
Q.04
排気型集中換気システムで窓の結露は無くなる?
結露防止対策の一つとして、換気は住宅内の湿度を下げるため非常に有効な手段といえます。しかし、結露の発生には室内の温湿度、外気温、窓や壁の断熱性能、暖房状況などさまざまな要因が関わってきますので、 換気だけがすべてを解決するものではないのですが、結露の一因を確実に断ちます。
Q.05
排気型集中換気システム運転中は窓を開けていいの?
気持ちの良い日は窓を開け放って、外部の空気を思う存分取り入れてください。 ただし、換気システムの電源は切らないでください。消し忘れならぬつけ忘れの原因となります。 そのほか、焼肉パーティーやお友達を招いての宴会の後、匂いが気になったら窓をあけても問題ありません。
Q.06
排気型集中換気システムのメンテナンスは大丈夫?
機器本体のシロッコファンの清掃を 3 ヶ月に一回を目安に行うだけですので、ひじょうに簡単です。 自然給気口は定期的なフィルター清掃をお願い致します。どちらもドライバー程度の工具で、特別な技術を要しません。
Q.07
排気型集中換気システムの電気代はどれくらい?
家の大きさや居住する人員の数にもよりますが、30 坪から 35 坪程度の住宅ですと、1 ヶ月約 90 円程度でひじょうに低コストです。